映画『パラサイト~半地下家族』で衝撃的な演技を見せたパク・ミョンフンさん。
彼が演じた地下室に住む男グンセ役は、映画のテーマである「格差社会」を象徴する重要なキャラクターでした。
今回は、名バイプレイヤーとして注目されるパク・ミョンフンさんについて詳しくご紹介します
パク・ミョンフンはパラサイトで何役?
映画で演じた役:グンセ
映画『パラサイト 半地下家族』で、パク・ミョンフンさんは地下室に隠れ住む男グンセ役(イ・ジョンウンさんの夫)を熱演しました。
グンセは、裕福なパク家の邸宅の地下室に借金を逃れるため長期間隠れ住んでおり、妻である家政婦ムン・ヴァン(イ・ジョンウンさん)が支えとなっています。
グンセは貧富の格差を象徴する重要なキャラクターであり、彼の異常な行動や心理状態が映画の緊張感を高めることとなりました。
映画「パラサイト」はパクミョンフンさんなしでは語れない、存在感ある名演技でした。
受賞歴
彼は映画『パラサイト』での演技が高く評価され、たくさんの賞を受賞しました。
- 第28回釜日映画賞 助演男優賞
- 第19回ディレクターズ・カット・アワード 新人男優賞
- シアトル映画批評家協会賞2019 アンサンブルキャスト賞
- 第26回全米映画俳優組合賞 キャスト賞
- 第56回百想芸術大賞 男性新人演技賞
これらの受賞により、パク・ミョンフンさんは「リスペクトおじさん」として世界的に知られるようになったのです。
印象的なシーン
グンセが最も印象的だったシーンは、妻ムン・ヴァンが殺されたことを知った瞬間です。
彼の狂気に満ちた演技は、観る者に強烈な印象を残しました。
映画のテーマである「格差社会」と「人間の生存本能」を見事に表現した演技は圧巻でした。
パク・ミョンフンは『愛の不時着』で何役?
パク・ミョンフンさんは、ドラマ『愛の不時着』でリ・ジョンヒョク(ヒョンビンさん)の婚約者ソ・ダン(ソ・ジヘさん)の叔父コ・ミョンソク役を演じました。
このドラマでのパク・ミョンフンさんの演技は、コミカルさと深みを兼ね備えたものでした。
彼が演じるコ・ミョンソクは、裕福な家柄に生まれながらも少し抜けた一面を持ち、物語にユーモアを与える重要なキャラクターです。
特に、ソ・ダンの母親との掛け合いは、絶妙なタイミングで笑いを誘いました。
また、北朝鮮の設定を背景にしたドラマ全体の中で、彼の演技は物語のリアリティを引き立てる一方で、視聴者に親しみやすいキャラクターとして印象付けました。
このドラマでは、パク・ミョンフンさんとチャン・ヘジンさん(『パラサイト』でキム一家の母役を演じた女優)が再共演。
名脇役二人の存在感が物語全体を作り上げているようでした。
パク・ミョンフンが出演した映画&ドラマ
映画 | 制作年 | 視聴方法 |
パラサイト半地下家族 | 2019年 | Hulu Amazon Prime Video Netflix |
ただ悪から救ってください | 2020年 | FOD Amazon Prime Video |
ノリャン死の海 | 2023年 | U-NXT Hulu Amazon Prime Video |
ドラマ | ||
愛の不時着 | 2019年 | Netflix Amazon Prime Video |
ペーパー・ハウス・コリア | 2022年 | Netflix |
パク・ミョンフンさんは1999年から活動を開始しましたが、長い下積み時代を経験し、2019年の映画『パラサイト』で脚光を浴びました。
パク・ミョンフンのプロフィールと下積み生活
先ずはプロフィールと出演ドラマと映画の紹介からです。
パク・ミョンフンのプロフィール
本名 | パクミョンフン |
生年月日 |
1975年5月28日(49歳) |
身長 | 174㎝ |
血液型 | O型 |
学歴 | 鳥山大学 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画 ドラマ 舞台 |
活動期間 | 1999年~ |
事務所 | LIMエンターテイメント |
パク・ミョンフンの下積み時代
下積み時代、彼は多くの舞台公演や小規模な作品に出演し、演技力を磨いてきました。特に、舞台俳優としての経験は、彼の表現力やキャラクターを深く掘り下げるスキルに大きく影響を与えました。
彼は当時を振り返り、
「観客の反応を直に感じられる舞台は、俳優としての基礎を作ってくれた」
と語っています。
また、生活費を稼ぐためにアルバイトをしながらオーディションを受け続ける日々が続いたそうです。
その中で「自分を信じて演じ続けること」の重要性を学び、遅咲きながらも確固たる実力を身につけました。
こうした経験が、後の『パラサイト』での圧巻の演技へと繋がったのでしょう。
パク・ミョンフンの実際の性格
映画でのグンセ役とは対照的に、パク・ミョンフンさんは明るくユーモア溢れる性格の持ち主です。
『パラサイト』の記者会見では、アカデミー賞の場で
「誰にも気づかれませんでした。僕の姿は映画と全く違うので、スタッフだと思われたようです」
と語り、会場を和ませました。
日頃はユーモアあふれる性格ですが、演技に対する情熱が非常に強く、徹底した調査と準備を行うプロフェッショナルな役を作り上げるのがパク・ミョンフンさんなのですね。
まとめ:これからの活躍に期待
パク・ミョンフンさんは、映画『パラサイト』での印象的な演技をきっかけに、注目される存在となりました。
明るい人柄とプロフェッショナルな姿勢で、今後も多くの名作に出演し、さらなる活躍を見せてくれることでしょう。
この記事を通じて、パク・ミョンフンさんの魅力が伝わったなら幸いです。
今後どのような役に挑戦し驚かせてくれるのか、楽しみな俳優さんですね。
コメント