幼い頃より映画好きのジェフンさんは、現在、俳優としてだけでなく、事務所を設立して映画制作や監督業にも携わっています。
映画に心奪われたジェフンさんから、監督作品と今度の国際的な活躍についての期待と可能性を分析してみました。
最後までご覧ください。
イ・ジェフン監督は幼少期より映画好き
映画やドラマの魅力に強く影響を受け、スクリーンに心を奪われていたジェフンさん。
友人と遊ぶより、一人物語に没頭することが好きで内向的な性格だったようです。
進路を決める年齢になった時、彼は一度映画とは無関係の高麗大学の生命情報工学科に進みます。
ご両親に、芸能の世界を反対されたからです。
しかし、映画への夢を諦めきれなかったジェフンさんは、2年で休学して演劇学院に通い始めました。
そして、韓国芸術総合学校演劇院に編入して俳優の道を歩み始めたのです。
ジェフンさんは、ご両親の反対を押し切って、夢を叶えるために歩み続けたのですね。
イ・ジェフン監督が日本映画とドラマについて語る
ジェフンさんは日本の作品もよく観ているようです。
以下短編映画を製作した際のインタビューで話していた内容です。
好きな日本映画 → 「世界の中心で愛を叫ぶ」(柴崎こうさん、森山未来さん、長澤まさみさん出演) |
好きな日本ドラマ → 「アンナチュラル」(石原さとみさん、井浦新さん、窪田正孝さん) |
共演したい日本俳優 → 木村拓哉さん |
キャスティングしたい日本俳優 → 綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すすさん、福山正治さん |
キャスティングしたい日本俳優は、演技がとても魅力的なので、その中のだれか一人でもキャスティングできたら光栄だと話していました。
また、日本映画では、是枝監督の「万引き家族」と濱口監督の「寝ても覚めても」は韓国版としてリメイクしたいくらい面白い作品だったと話しています。
是枝監督の「万引き家族」の作品からのメッセージは深く考えさせられ、自分の家族や大切な人をより一層愛して、大切にしなければならない。
濱口監督の「寝ても覚めても」はラブストーリーとミステリーの複雑なメッセージが伝わり面白い作品だと絶賛しています。
両作品は、カンヌ国際映画祭に出品され、国際的にも高く評価されました。
ジェフンさんの感性にも響いた作品とは、嬉しいですね。
イ・ジェフン監督は事務所を設立する
ジェフンさんは、SARAMエンターティメントから独立して、2021年4月13日に個人事務所「COMPANY ON」を設立しました。
COMPANY ONは「温」と、「穏」、そして英単語「ON」の3つの意味を含んでいます。
「COMPANION(同行)」の発音と似ていることから「気の合う人が集まって同行する場所」という意味を込めています。
この会社には、イ・ジェフン自身と女優のキム・ウンビ(専属契約)俳優イ・ドンフィ(ドラマ「応答せよ1988」映画「エクストリーム・ジョブ」出演)が在籍しています。
個人事務所を設立した訳は、俳優活動を自由に行い、映画制作やドラマなどに積極的に関わるためです。
また、俳優のマネジメントやサポート育成などに関与していくためでもあります。
マネジメント会社設立によって、ジェフンさんのビジョンを反映した映画作りやプロジェクトを進めることができる基盤となりました。
着実に夢を実現していますね。
イ・ジェフン監督の初作品
ジェフンさんが初めて監督と脚本の担当をした作品は、2021年の短編映画「ブルーハピネス」です。
彼は2021年に、映画制作会社「HARDCUT」を共同設立しました。
「ブルーハピネス」は、「HARDCUT」と動画配信サービス「WATCHA」が共同企画したショートフィルムプロジェクト『UNFRAMED/アンフレームド』の一編として制作された作品です。
「UNFRAMED/アンフレームド」は、韓国映画界で活躍する4人の俳優が初めて監督と脚本に挑戦した、WATCHAオリジナルのショートフィルム・プロジェクトです。
以下4作品がこのプロジェクトの作品です。
・『学級委員長選挙』(監督・脚本:パク・ジョンミン)
・『バンディー蛍の娘』(監督・脚本:チェ・ヒソ)
・『ブルーハピネス』(監督・脚本:イ・ジェフン)
・『再放送』(監督・脚本:ソン・ソック)
『ブルーハピネス』は、イ・ジェフンの新たな才能を示す作品として注目されました。
監督業は、ジェフンさんの描きたいテーマや伝えたいメッセージを映画を通じて表現することができます。
まさに、やりたいことを全部叶えました。
今後映画監督としてどんなメッセージを届けてくれるのか楽しみですね。
イ・ジェフン監督の韓国映画界への貢献と影響力
イ・ジェフンさんは、俳優や監督としての活動を通じて韓国映画界に大きな影響を与えています。
彼が設立した映画制作会社「HARDCUT」や事務所「COMPANY ON」は、新しい映画制作モデルを提案し、俳優としての活動の枠を超えて映画産業全体に貢献しています。
彼の短編映画『ブルーハピネス』は、韓国映画界の可能性を広げる作品の一つです。
ジェフンさんは、この作品を通じて若手俳優やクリエイターに新しい挑戦の場を提供し、韓国映画の多様性をさらに高めることを目指しています。
また、彼はインタビューで「映画とは単なるエンターテインメントではなく、社会問題や感情を共有するツール」と語っています。
この哲学のもと、彼が関与する作品は、観客に深いメッセージを届けることを目的としているのです。
イ・ジェフン監督今後ハリウッド進出する可能性についての分析
韓国映画界のトレンド
近年韓国の作品は、OTT(Over-The-Top:インターネットを通じて配信されるサービス)が主流となり、全世界に配信され人気を集めています。
またNetflixやDisney+が韓国ドラマの制作費を支援し、自由度の高い作品に注目が集まっています。
映画制作会社を立ち上げたジェフンさんは、映画を「社会問題や感情を共有するツール」として考えて、このOTT向けコンテンツに関心を持っている可能性は充分高いといえます。
韓国俳優がハリウッドで成功するための条件は?
韓国俳優が、ハリウットで成功するためには英語の強化を含めた以下7つの要素が必要だと言われています。
- グローバルな演技スタイル(ナチュラルな表現力が必要)
- 文化的な理解 & 欧米的な表現(ユーモアやスラングを学ぶ)
- ハリウッドのエージェントと契約(オーディションの機会を増やす)
- 国際的な作品経験(海外映画祭やNetflix作品への出演)
- アクションスキル & スタント経験(アクション映画のオーディションに有利)
- 人脈 & コネクション(ハリウッドの関係者とつながる)
- 英語の発音強化
イ・ジェフンがハリウッドで成功する可能性
上記1~6についてジェフンさんの現状とともに可能性をみていきます。
- 「シグナル」「ムービング」から繊細な演技が得意
→ ハリウッド向きのナチュラルな演技力で可能性あり - ハリウッド映画のユーモアやジェスチャーなど感情表現は未知数
→適応経験がないため多分強化が必要 - 韓国国内の映画制作にフォーカスしているためハリウッドエージェントとの契約はしていない
→契約がないため大きな課題 - Disney+ドラマ『ムービング』が世界配信されている(ハリウッド市場でも視聴されている可能性あり)
→国際映画祭で評価された経験はあるが、ハリウッドのOTT作品出演が今後の課題 - 身体能力が高く「ムービング」でも超能力アクションを披露
→アクションスキルもあるため、ハリウッドで適応可能 - まだハリウッド俳優や監督とのコネクションはない
→本格的に目指すならば、コネクション作りが必要 - 学歴を考えると基礎的な英語力はあるが、流暢なネイティブレベルとは言えない
→英語力を強化すれば、ハリウッド進出は大いにある
ハリウッド進出のチャンスをつかむためには
- ハリウッドのエージェントと契約してオーディションの機会を増やす
- 映画祭やプロモーションで人脈を作り海外の監督や俳優とつながる。
- 英語力の強化
- 国際的なNetflixやDisney+の作品に出演して露出を増やす
以上がジェフンさんの海外進出へのカギとなりそうです。
最後に
ジェフンさんの活躍は、韓国映画界だけでなく、国際的な舞台でも注目されており、彼が制作に携わる作品は多くの映画祭で評価されています。
これにより、韓国映画が持つ独自性や魅力が世界中に広がり、韓国映画界の地位向上に寄与しています。
この記事では、イ・ジェフンさんの俳優としてのキャリアだけでなく、監督や映画制作者として深く掘り下げ、今後の可能性について分析してみました。
韓国映画界における彼の影響力と情熱は、これからも多くの人々を魅了し続け目が離せなくなる存在となることでしょう。
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