40代、50代の婚活が今熱い!就職氷河期世代が歩むリアルな結婚活動

今、熟年世代の40代~50代の婚活市場が熱いこと皆さんはご存じですか?

婚活もマッチングアプリ、パーティー、バスツアー、結婚相談所、オンラインなどなど
色んなツールに楽しそうなイベントが盛りだくさん!
既婚者だけど婚活に憧れ、結婚相談所に採用されて辞めた筆者が婚活の実態に迫ります。

今、40代・50代の婚活市場が熱い理由

私が働くはずだった結婚相談所の会員さんは、男女共に40代から上は60代の方までいらっしゃいました。
今、なんとこの年代の婚活市場が熱いのです。
その理由は、現在様々なお見合いツールがあふれているからです。
費用を払い会員登録すれば気軽に参加でき、マッチングアプリ、パーティー、バスツアー、結婚相談所、オンライン婚活などなど、楽しいイベントにも参加できるのです。

婚活マッチングアプリは、若い20代~30代がやるものと思っていましたが、パートナーに先立たれたり離婚した人なども積極的に出会いの場として活用しています。
40代以上限定のマッチングアプリなどもあり、年末年始はサーバーがダウンするほど人気なようです。

筆者50代、今まで大抵の事は経験済ですが、この楽しそうな婚活は既婚者では体験できない未知の世界。
だから猶更、結婚相談所で働きたかったのです。

”結婚しなかった”、ではなく”できなかった”世代

日本のバブル崩壊後1993年~2005年頃、新卒の正社員採用が非常に厳しかった時期の就職氷河期世代または、第2次ベビーブーム世代は、今となっては40~50代。
この年代の方は、就職に関して本当に苦労し、結婚に関して男性は、比較的一度も結婚したことがない方が多くいらっしゃいます。

時代が独身者を生んだと言っても過言ではありませんね。
非正規社員のため、結婚する余裕がなかったという方もいらっしゃいました。
そのような男性が今、生活やお金、気持ちにゆとりが出てきて、人生のパートナーを見つけるべくして、婚活に積極的になっています。

もちろん、一人が楽で自分だけのためにお金も時間も使えるから好んで一人でいたという方もいらっしゃいました。

また、年老いた両親や親せきのすすめでなんとなく・・・という方もいらっしゃいました。

理由は人それぞれですが、一人もいいけど二人なら喜びは二倍、悲しみは半分になると思うので、そんな風に思える相手が見つかったらいいですね。


婚活現場で見えた、男女のすれ違い

結婚相談所に入会している会員女性が求める男性は、一度くらい結婚していても全然OKむしろしているでしょうといった感覚がベースにありました。
しかし結婚未経験の会員男性が求める女性は一度も結婚したことがない比較的若い女性なのです。

よく男性はロマンチック、女性は現実的と言われますが、婚活現場でも価値観の違いがすれ違いを生むことがあります。

夢を語る男性と生活を見つめる女性。結婚の×で判断はせずに、出会うチャンスはまず歩み寄りが大切なのかなと思いました。

しかし歩みよってお見合いまではしても、求める者同士が違うと正直なかなかお付き合い成立にまでは至りません。
結婚相談員としていくら私がプッシュして応援しても、なかなか難しいものです。

一人もいいけど二人なら:再スタート「結婚」を選ぶ理由

男女ともに、結婚を選ぶ共通の理由は人生最後のパートナー探し。
恋愛ではなく女性は経済的な安定を、男性は精神的な安定を求めている
のです。

この世代の女性は、1986年施行された男女雇用機会均等法により、雇用における男女差別はなくなったとはいえ、強制力が弱く女性は雇用において不利な立場でした。
筆者が新卒で入社した銀行も寿退社はあたりまえ、結婚したら辞めるものだと思われていました。
結果として、50代の多くの女性は、継続的就業の道は限定的で、パートや派遣で働き老後の備えに不安を抱いている女性も少なくありません。
そこで婚活を考えるようです。

それとは対照的に、男性はある程度資産はありますが、求めているものは温かい料理や心の支え。
今も昔も変わらず昭和男性は、胃袋掴めばOKなようですね。

一人でも十分やってこれた。でも、二人なら、日常がもっと豊かになるかもしれない。
そんな思いで新たな一歩を踏み出す熟年世代の婚活は、決して“遅すぎる”ものではなく、むしろ“ちょうどいい”のかもしれませんね。

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