韓国ドラマ・映画ファンなら一度は目にしたことがあるはずの、女優チャン・ヘジンさん。
「パラサイト」や「愛の不時着」などの話題作に登場し、存在感あふれる演技で多くの視聴者を魅了してきました。
今回は、そんな彼女の魅力に迫るべく、代表作での演技や人生経験からにじみ出るリアルさ、そして家庭での素顔までを詳しく紹介していきます。
チャン・ヘジンのプロフィール&ポンジュノ監督との出会い
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チャン・ヘジンさんは一時、芸能界から離れ、地元の釜山でスーパー勤務やデパートの販売員として働いていました。
その9年間のブランクが、人間らしい感情表現が演技へとつながっているのかもしれません。
ポン・ジュノ監督の熱いオファーにより映画界へカムバック。
「普通の人の感情」を知っているからこそ、スクリーンの中でもリアルな存在として観る人の心を打つのでしょう。
チャン・ヘジンの代表作と出演歴:映画&ドラマでの軌跡
彼女が出演してきた映画・ドラマは数多く、なかには世界的に評価された名作も含まれています。
多くは配信サービスで視聴できるので、気になったものがあればぜひチェックを!
映画作品
映画 | 製作年 | 視聴方法 |
パラサイト半地下の家族 | 2019年 | Netflix |
我が家 | 2019年 | U-NXT |
あなただって私だって | 2019年 |
ドラマ作品
ドラマ | 製作年 | 視聴方法 |
椿の花咲くころ | 2019年 | Netflix |
愛の不時着 | 2019年~2020年 | Netflix |
パンドラの世界 | 2020年 | U-NXT Hulu ABEMA |
女神降臨 | 2020年~2021年 | U-NXT |
赤い袖先 | 2021年 | U-NXT Lemino AmazonPV |
ドクタースランプ | 2024年 | Netflix |
ジャンルにとらわれず多彩な作品に出演しており、主演ではなくともストーリーを支える“縁の下の力持ち”のような存在感が印象的です。
主役ではなくても、ストーリーを牽引する重要な役が多いのが特徴です。
チャン・ヘジン映画『パラサイト』での存在感と役作り
アカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』では、ギテク一家の母親・キム・チュンスクを演じ、作品の中でも特に印象的なキャラクターとして注目を集めました。
この役のために15kgの増量を行い、1日6食という徹底的な役作りを実施。見た目のインパクトだけでなく、行動や言動のひとつひとつに家庭を支える母としての説得力を感じさせる演技が印象的でした。
特に旧家政婦との対決シーンは圧巻。激しい感情が爆発する場面で、観客の心を一気につかんだ彼女の演技力は圧倒的でした。
チャンヘジンの多彩な母親像「愛の不時着」&「女神降臨」
チャン・ヘジンさんの魅力は、ドラマの中でも発揮されています。
特に『愛の不時着』と『女神降臨』ではまったく異なるタイプの“母親役”を演じ分けており、その幅広さに驚かされます。
『愛の不時着』では、北朝鮮のデパート社長であり、娘ソ・ダンの幸せを願う母・コ・ミョンウンを演じました。派手な服装とコミカルなセリフ回しが印象的で、物語に明るさとテンポを加える存在です。
一方で『女神降臨』では、主人公イム・ジュギョンの母・ホン・ヒョンスクとして、しっかり者の母親像を表現。時には厳しく、時には温かく寄り添うその姿は、現実の家庭でも共感を呼びそうなリアリティがありました。
自身も2002年に結婚し、二児の母であるチャン・ヘジンさん。
女優としてのキャリアを重ねつつ、家庭でも子育てに励む日々が、母親役に説得力をもたらしているのかもしれません。
まとめ:チャン・ヘジンの魅力と今後の活躍
幅広い演技の源は、人生経験にあり。
女優として長年にわたり第一線で活躍してきたチャン・ヘジンさん。
その演技がこれほどまでに人々の心を打つのは、彼女が自身の人生で経験してきたことを、自然に役に投影できるからかもしれません。
日常の中で得た感情や思考がリアルに役に反映されているのが、彼女の演技の魅力。
主役でなくても強い印象を残し、作品全体の完成度を高めている存在といえるでしょう。
今後もますます多くのドラマや映画で、観る者を引き込むような演技を見せてくれることに期待したいですね。
◆参考・出典
– 各種韓国メディア(Soompi、Kstyle、Newsen、Dispatchなど)の記事内容を参考 |
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