ドラマ『婚活食堂』をご存じでしょうか?
私は、このドラマの菊池桃子さん演じる元人気占い師、玉坂さんの「占い師は他人の未来を占うことはできても当たり外れは占えない。決めるのはあなた自身」この言葉が深く心に残りました。
このメッセージは、占いを生業にした人間だからこそ辿り着いた、占いの本質に触れる言葉だと思います。
私自身占いに頼ることはありますが、このセリフは私がまさに思うことそのものでした。
今回はこの言葉を起点に、「占い」と「未来を選ぶ力」について、私なりの視点で深堀してみたいと思います。
婚活食堂の名言「占いは未来を決めない」が教えてくれたこと
菊池桃子さん演じる元人気占い師、玉坂恵はあることをきっかけに、占う力がなくなり何も見えなくなりました。
しかし、師匠が残した石に導かれておでん屋を始め、そこは瞬く間に婚活パワースポットとなりました。
玉坂さんは恋愛相談や婚活相談を受けているうちに、危険を察知する能力や相手の本質を見抜く力を取り戻していきますが、そこには最初から占いに頼ろうとするお客さんもいました。
玉坂さん自身も、占いの力をはじめとして全て失った挫折がありました。
その時亡くなる直前の師匠に「先生私はどうしたらいいのでしょう?」と問いかけたところ、師匠は「占い師は他人の未来を占うことはできない。当たり外れは自分で決めること」という言葉を残しています。
私自身、占いを信じて一喜一憂していた時代もありました。
しかし占ううちに感じた事は、結局選択は自分軸なのです。行動することも自分の意志。
「未来は誰かに教えてもらうもの」ではなく、「自分で選んでいくもの」なのだと。
占いは「当たる・当たらない」ではなく、「気づき」を与えるもの
占いを過度に信じすぎると、いくつかの危険も潜んでいます。
ここに、占いをするうえで心にとどめておきたい危険を5つご紹介します。
自己判断能力の低下
占うことが一種の中毒となり、何かあるたびに「自分で決めずに」占いに頼るようになったことはありませんか?小さな選択なども占いに聞くことで、自立心が育たなくなり、結果占いなしでは何も決められない状態に陥ることもあります。
感情の浮き沈みが激しくなる
良い結果だと気分が高揚し、悪い結果だと必要以上に落ち込み、占いに振り回された経験はありませんか?
例えば、彼との相性は良くないと言われて、不安で別れるとか・・・
相性の悪いカップルはいくらでもいます。
占いよりも相手を見る事の方が大切です。
現実逃避・責任転嫁
現実問題から目をそらして、「占いが言ったから」と責任を外に置いてしまう。
「うまくいかなかったのは占い通りだったから」と言い訳し、根本の原因を探ることなく、考えることをしなくなり、成長の機会を逃すことも。
不安ビジネスへの過度な課金
高額な鑑定を次々と受け、「もっと詳しく知りたい」「もっと確実な未来を知りたい」と思い、終わりがなくなる。
占い師側に依存を利用されるケースも存在します。
(霊感商法や洗脳、偽占いなど)
人間関係の悪化
占いを信じて優先しすぎて、大切な人の努力や行為を踏みにじり人間関係を壊したことはありませんか?
「あなたとの相性は最悪ってでたから・・・」と関係を切ったり、家族や友人に相談せずに占いばかりに頼り孤立することも。
占いの言葉に、自分の選択をゆだねすぎていませんか?
私は今、数々の占い師に最悪と言われたフラ教室でフラダンスを習っています。
この教室に入る前から、様々なゴタゴタがあり正直厳しい状況でした。
先生も変わっているので苦労するから、他のハラウに行った方が良いと言われました。
確かに嫌な事もたくさんあり占い通りだなと・・・何度も思いました。
占い師の言葉に逆らって、入ったハラウですがその中でも嬉しい事はたくさんあります。
厳しい先生で注意ばかりされますが、踊りの上達を感じられますし、同じクラスのフラシス達は皆優しく、穏やかに過ごせます。
全てが整い万事上手くいくことは、なかなかない事。入ったころの状況と今では随分と違い良い方向に進み、その流れを作っているのは自分だと思っています。
占いに「委ねる」ことは、自分の人生の舵を手放すこと。
未来を創るのは占いの言葉ではなく、行動を選び続ける「自分自身」なのだと思います。
「未来は、あなたが決める」ー心の軸をとり戻すために
婚活食堂で出てきた女性の話となりますが、彼女は仕事を頑張ってきました。
しかしあるプロジェクトが終わると、後輩のサポートに回され、仕事に対してのモチベーションがなくなりました。そして違った形の成功として誰もが羨むIT会社社長との結婚を目標とします。
そのためにIT会社社長と自分を占ってと迫る彼女に対して、玉坂さんは、厳しいことを彼女に言い放ちます。
「本当のあなたの本心はそこではないでしょ?」と
彼女は人から羨ましがられるような自分になりたかった。仕事への挫折感を、誰からも羨ましがられる相手と結婚して挽回したかったのです。
その後彼女は婚活も仕事も辞めて、友人とレストランを始めるといった新たな挑戦へと再出発しました。
上手くいかないときこそ人は迷い、見栄や世間体を気にしすぎて誤った方向に行きがちです。
そんな時には、玉坂さんのような占い師に気づきを与えてもらうことも、一つの選択ですね。
まとめ:占いの言葉を、人生の気付きに変えるために
占いの言葉は、未来を決めるための「答え」ではなく、自分の心に問いかけるキッカケなのだと思います。
婚活食堂に登場する玉坂さんは、占いという道具を通して、人の心を映し出し、本当の想いに気付かせてくれます。
自分の未来は、誰かに示されるものではなく、自分で選びとっていくもの。
占いを信じることは、悪いことではありません。
しかし、委ねすぎるのではなく、自分軸を取り戻すきっかけとなったら、より強くより優しく生きられるようなそんな気がします。
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